
| 項目 | 備考 |
| モデル | ロレックス オイスター |
| Ref. | 6426 |
| Cal. | 1210 |
| 色 | 文字盤 シルバー |
| 素材 | SS |
| サイズ | 34mm(リューズ除く) |
| 年式 | 68年代製 |
| ブレス | SSオリジナル |
| OH | 済み(2008年4月) |
| 日差 | 15秒内 |
| 仕上処理 | 済み |
| 付属品 | なし |
| 防水性能 | 日常生活防水 |
| 在庫 | 現品のみ |
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Shimizu
info@doppel.biz
ロレックスというメゾンについては、こちらのアイテムを紹介したときに詳述させていただきました。「時計界のメルセデス・ベンツ」=ロレックス、という図式で間違いないでしょう。
もしくは、今までの記事では機械式腕時計のグループを分かりやすく解説するために、戦国時代の武将に各メゾンを喩えていますが、引き続きその比喩を使わせていただくとすれば、屈強を旨として全世界に名を知られている隠れなき丸に十字、島津氏といったところでしょうか。
豊家(=スウォッチグループ)も一目置かざるを得ない存在、それがロレックス(=島津氏)です。
前回の特選アイテムでロレックスの位置づけ、存在意義については十分述べましたので、今回は腕時計業界の趨勢と絡めてお話いたします。

昨今の腕時計業界の趨勢とは、一言でいうと「価格の上昇」です。今回のアイテム「ロレックス オイスター Ref.6426」につきましては、価格の提示を先に行って話を先に進めたいと思います。
| 【定価】 | アンティークにより不問 |
| 【販売価格】 | 189,000円 |
さて、腕時計の価格の上昇。
腕時計業界を覆うこの雰囲気は今後しばらくは変わりそうにありません。この現象の原因としては下記の通りです。
1.高価格にしてもついていける顧客がいるから。
2.機械式のクロノグラフなど複雑機構をつけているから。
3.2010年問題を視野に各メゾンともムーブを自社キャリバーに切り替えつつあり、
その開発費用を価格に転嫁したいから。
上記のうち2.3.はメゾン側の都合ですね。それだけでは価格の上昇には繋がりません。だって、買う人がいなかったら価格をつり上げても意味がありませんから(当たり前)。
ここで構造的に問題となるのは、2.3.の理由で価格をつり上げても、ついて来られるお客さん達が存在している、ということなんですね(原油高→中東の石油産出国(ドバイなど・・・)、資材高→最高益を更新中の日本の商社・・・)。

複雑時計を作り、価格をつり上げても付いてくるお客が存在する。それは全世界的に機械式腕時計の価値が認知され、その保持者が自己顕示欲を満足させるアイテムになってきていることを示します。
車の世界でいいますと、ベンツに乗っているというだけで「それなりの」人なんだなー、と思ってくれる人が一定数存在するということですね。だからこそ、ベンツを買う意味がでてきます(高価なだけでは買わない、ですよね。分かってくれる人がいるから買いたくなる・・・)。

さて、機械式腕時計の世界ではどうでしょうか。スイスの機械式腕時計は高級で、デザイン的にも工芸品としての価値を有している、と認識している人が増えてきています。それ自体はいい傾向ですね。
問題は、「だって買う人がいるんだから、価格をつり上げてどんどん高価なものを作って居さえすればいい」と各メゾンが思っている、ということです(そうでない、良心的なメゾンももちろん存在します。業界全体の趨勢として、という前提でこの命題を追求しています・・・。)

どうしてそれが問題なのでしょうか。それは、
「一人の富豪が20億の家をどーんと建てるより、百人の一般人が二千万の家を建てる方が、業界の裾野が広がるから」
ということに尽きます。短期的に見た場合、金銭的な価格は一緒ですから変わりは無いように思えますが、長期的に見た場合には有意な差が出てきます。
だって、百人はその後リフォームしたり、庭をいじったり、引っ越しで賃貸に出したり、と様々な経済活動を行いますよね。それは富豪一人がたまーに思い立ってお金を使うのとは雲泥の差がでてきます。

それは機械式腕時計にもあてはまることです。つまり、500万の時計が一本売れるより、50万の時計が10本売れる方が長期的にみて業界の安定化につながります。その10人はお店に足を運び、仲間を作り、時計の善し悪しについて意見を交換できますし、時計の修理や下取りなどの相談などにいらっしゃって業界の活性化に繋がってきます。
メゾンにとっては確かに高価な時計をどーんと一定の人に買ってもらえればそれに超したことはありません(銀行や株主に説明するときの金銭的な収益は確保できているからです)。

しかし重要なのは、「機械式腕時計の魅力を分かってくれる顧客の数が中低所得層にまで広がったかどうか」なのではないでしょうか。庶民の感覚からすると、「一ヶ月、がんばって二ヶ月分の給料をつぎ込んだときになんとか手の届く質のいい時計はないだろか」(=30万~60万の腕時計)、というのが大半なのではないかと思います。

それが証拠にdoppeLの特選時計のカテゴリにおいても、売れているのは~70万までが圧倒的に多いですよね。
doppeLでは今後も「長期的な視野に立って、良質でしかも価格設定が適正に抑制された」アイテムを探し出そうと努力していきます。
そこで、今回の「ロレックス オイスター Ref.6426」のご紹介となるわけです。価格は上述した通り189,000円に設定させていただきました。特徴としてまとめると下記の通りです。
1.マキ・ブレスがフルコマでそろっており、手首の調整が可能。
2.ロレックス、という頑丈・安心の品質と知名度。
3.今は無き手巻きのモデル、という希少性。
ただし、一点だけ難点がありますので、キチンと付記しておきます。それは、

11時の上のケース(ラグ)に若干の傷が残っている、ということです(見えますでしょうか)。
仕上げ処理をしようと思えばできたのですが、ケースがやせてしまうのを避けるために敢えてこのくらいは残しておくことにしました。ムーブのコンディションは良好ですから、これくらいの傷から受ける印象はアンティークとしての顔の範疇だろう、という判断からです。
「現行品が高くてついていけない」
「かといって、アンティークは中身の状態や過去の履歴など分からないことも多い」
「だから最初は著名なブランドのアンティークから入った方がいいかも」
という潜在的なお客様の声をすくい上げる形で、今回のアイテムの入荷となりました。
機械式腕時計の裾野を広げるため初心者にやさしい価格設定となっています。またはノンデイト表示なのでベテランの方々のセカンド時計としても受け入れていただけるかと思います。
それでは、みなさまからのメール、お電話、コメントなどによるお問い合わせを心待ちにしております。