震災以降、もっているものを大切に使う、という発想になってきているのでしょうか。修理の依頼が震災以前より三割増しで移行しています。修理して使う、時計店としては嬉しい限りです。
弊社ではこのような用紙にて修理を受け付けています。中程を見ていただければ判るように、原則としては修理をお受けする際に20,000円の前受金をいただいております。
ですが、まぁ、実際のところはお持ちの金額で、もしくは一端は金銭のやりとりナシでお見積もりに入ることも多いです。
しかし、上記のような理由で昨今非常に修理のご依頼が多く、そして、前受金をいただいていない場合、ちょっと問題が出てきました。時計師には仕事をしていただく関係上、仕事が終わると修理代金を弊社から支払います。しかし、連絡をしているにも関わらず、引き取りをされないお客様も多いのです。
この用紙の下の方には
「六ヶ月を過ぎてご連絡がない場合は、修理代金との引換対象となり得る」旨
注意書きがありまます。
とはいっても、お客様の時計をお預かりしている以上、そう簡単に引換にするわけにもいかず、だんだんと手元に「修理済みだが未引き取りの時計」が積み上がってきました。
そこで、お客様視点・弊社の立場・時計師の仕事のモチベーションを考慮した結果、以下のような流れで業務をさせていただきたくお願い致します。
1 店頭にてお受けする時点で、所持金のある方は20,000円の前受金をいただきます。
2 店頭にてお受けする時点で、所持金のない方は、弊社からのお見積もり連絡後に20,000円を前受金としてお振り込みいただきます。
3 2.のケースで、前受金が確認できない場合、時計師にも時計が回らず、修理の準備には入らないようにいたします。
4 1.2.の入金の早い順番で仕事をお受けする。
これを導入することで、上記のような問題を全て解決できると考えております。弊社としても、このように修理の依頼が増えることは、大変うれしい流れだと思っております。どんどん受けて、修理してまた繰り返し使ってもらうために、上記のようなシステムを導入させていただくことご了承いただければと思います。
平成25年12月10日 ドッペルコーポレーション 代表 清水義孝
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